本記事では、職場における派遣スタッフ同士のトラブルについてまとめています。
派遣で働く上で、ストレスの元のなるのが人間関係。
中でも、派遣社員同士で仲が悪くなってしまうと、仕事がやりにくくなってしまいます。
女性が多い職場では、表だったイザコザよりも見えない力関係が気になったり…。これが原因で、仕事が長続きしない人もいるそうです。
雰囲気の良い職場もたくさんありますが、派遣同士で仲が悪くなってしまった際のトラブル内容・解決策を、実例とともにご紹介しましょう。
この記事でわかること
派遣社員同士のトラブル
【トラブル1】仕事量に差
派遣従業員を入れている企業の多くが、複数名のスタッフを雇い入れています。同じ派遣会社から数人採用している会社・いくつかの派遣会社から何人かずつ雇い入れている会社など、いろいろあります。新人として派遣されると、たいてい先輩派遣社員がいる状態です。長く同じ職場で務めていくと仕事を覚えて要領がよくなり、正社員からも頼られる立場になるでしょう。やりがいを感じられれば良いのですが、新しく入ってきた派遣社員よりも仕事量が多いと感じるようになります。同じ時給で仕事量に差が出れば、損をしている気持ちになってしまいますね。別の派遣会社のスタッフで、スタートの時給が時分より高かったら…、納得がいかなくなるかもしれません。仕事量に不平等を感じ、他の派遣社員との関係がギクシャクした場合はどうしたらよいのでしょうか?
この問題は、派遣だけでなくパートや正社員の間でもよく起こることです。入社したタイミングや任せられた役目によって、業務内容の量と難易度に差がでます。タイミングによりますし、会社が悪いとは言い切れません。
派遣社員の時給は高いですよね。
これは、即戦力として働けるだけの知識やスキルを、評価されているからです。そして、仕事に対する順応性が高く、正社員の補佐として十分に役割を果たしてくれるという「期待値」も含まれています。
あなたが損をしているのではなく、仕事量が少ない(実力が備わっていない)派遣社員が、企業に対して十分な能力を発揮していない状態だと思います。入社から1ヵ月~3ヵ月は使用期間であり、それ以降は新人ではありません。
3ヵ月を過ぎても、他の派遣社員と仕事量に差があった場合は、派遣会社の営業担当に相談しましょう。
派遣会社では、派遣スタッフひとりひとりが、毎日どのような仕事をしているのかまでは、把握できていない可能性があります。具体的に、自分と他のスタッフがどのような仕事をしていて、どれくらい不平等な状態なのか伝えてくださいね。
【トラブル2】嫌がらせ
新しく派遣された会社では、すでに派遣同士で仲良しグループができていて、仲間に入りづらいことがあります。私も経験しましたが、自分だけが年下だと気まずいです。みんながタメ口で話しているのに、自分にだけ敬語。朝の挨拶をしても返事をしてくれない。伝達事項が自分にだけ伝えてもらえない。身に覚えのない噂話を流され、気分が悪い。ここまでくると、もはやイジメですね。。女性特有の嫌がらせを受けたら、職場の上司に相談すればよいのでしょうか?
元からいた派遣社員は社内のルールがわかっているし、気兼ねなく話せる仲間がいる。新人に対し、先輩として出来る範囲で協力するべきです。ただし、性格の合う・合わないは絶対に起こります。自分の方が有意な立場であるとアピールしたい性格の人は、人の荒さがしをして他人に伝えたくなるようです。こういったタイプは、誰かに対して集中的に悪意を持つのではなく、いろいろな場所で同じような状況を作ります。まったく、迷惑な話ですね。その対象が、今回は自分だっただけ。でも、感じ悪くされたり嫌がらせを受ければ、気分を害するのは当然でしょう。解決方法は2つあります。
1つ目は、社内で自分を理解してくれる人を作ること。ひとりでも良いと思います。もしかしたら、あなたが入社する前は別の人が嫌がらせのターゲットだったかもしれません。ひとりぼっちを叩く、ただの新人イジメですね。
それなら、ひとりぼっちじゃなくなれば良いのです。
正社員やパートと仲良くなるのも良いですが、できたら同じ立場から物事がみれる派遣社員同士の方が、心強いですよ。自分の居場所ができれば、対立も無くなってきます。
2つ目は、派遣会社の営業担当に伝えること。職場の上司に伝えても、うまく解決できな可能性が高いです。自分が雇われているのは派遣会社であって、派遣先の企業ではありません。
営業担当であれば、早急に対応してくれます。個人間のトラブルであっても、企業にきて面談の時間を取ってくれます。派遣会社は、スタッフが快適に働ける環境を整える指名があります。スタッフを物扱いしているという意見もありますが、そんなことないですよ。
あなたの味方になってくれるはずです!相談してくださいね。
【トラブル3】パワハラ
先輩の派遣社員がリーダーとなって、派遣社員全体をまとめている企業。ここで問題となりがちなのが、パワハラです。同じ派遣社員なのにあれこれ指示をしてきて、時には理不尽なことを言われる場合もあります。会社規則で禁止されていない事を却下されたり、本来は自分の仕事じゃない事まで押し付けられたり。リーダーの派遣スタッフに、自分だけ残業させられたという人もいます。えこひいきしているスタッフが出ることもあり、こんな職場は早く辞めたい!と考える人も、出てくるかもしれません。派遣社員同士のパワハラは、どうしたら良いのでしょうか?
パワハラをおこなっている派遣社員がリーダーなら、仕事を割り振っている派遣先の上司にも相談する必要があります。しかし、派遣社員のトラブルは全て派遣会社の営業担当を通してください。流れとしては、
- 派遣会社の営業担当に相談
- 営業担当から派遣先に伝えてもらう
- 企業先の上司・営業担当をまじえ面談
このような形になります。
面談の場にパワハラをおこなっている本人が居合わせると、上手く話しができなそうなら、営業担当にハッキリと言った方がいいですね。せっかく面談の時間を取ってもらっても、自分が思っていることが伝えられなければ解決しません。
パワハラをおこなっているのが派遣社員同士ではなく、正社員やパートだった場合も同じです。営業担当に「○○さんの対応がおかしい」と、名指しで相談して良いでしょう。
【トラブル4】マウンティング
ただ、同じ仕事をしている派遣社員から嫌味を言われたり、自分はどれだけ仕事が早いかという自慢のようなマウンティングをされるのが苦痛です。それにファッションセンスや持っているカバンなど、パーソナルな部分までコソコソばかりされているのを感じ、とても気まずいです。私が悪いのでしょうか?
女性特有のマウンティング問題、とてもお辛い状況ですね。
仕事に関していえば個々の能力差は必ず生まれてしまうものであり、不満に感じる方は大変多いです。失敗やスキル不足のせいでまわりに影響を出してしまったら、素直に報告してお詫びの気持ちを言葉で伝えましょう。
しかし、それを理由に不快な言葉をかけられるのは問題です。
あなたは派遣会社と雇用契約を結び就業しており、もしほかの派遣社員が「自分の方が優れている」と思い込んでいたとしてもそれは個人の感想でしかありません。
本当に優れている人間は、同僚を傷つけて雰囲気を悪くするような言葉をぶつけては来ないはずです。ましてやファッションについての批判などまったく意味のない行為です。
一度マウンティングを取られるような関係性になってしまうと、それを解消させるのはかなり困難と思われますが、「気にしない」が難しいところまでストレスを貯めてしまっているのであれば、派遣の営業担当または相談窓口へご相談ください。
トラブルに巻き込まれないのはどうしたら?
派遣社員同士の人間関係が難しい。なぜだと思いますか?
20代の未婚女性が多い職場では、お互いに自己アピールが強く、女子高のような雰囲気になります。
すぐにグループができて、グループ同士の対立あるいは個人同士で険悪になってしまいがちです。
30代・40代の既婚者だと、仕事に対するプライドが生まれ、時給に対する作業量を「損得」で考えるようになる傾向にありますね。
家庭と仕事の両立も大変ですし、自分と他のスタッフを比較して「あの人はズルい」と、不満を抱く人もいます。
トラブルに巻き込まれないためには、長い物には巻かれろの精神が必要です。我慢には限界がありますが、
職場の雰囲気やルールが自分と合わなくても、ある程度は合わせていきましょう。
良くも悪くも、目立ってしまうと人間関係に影響することが多いです。
私は、仕事を覚えるのに時間がかかると思い、一生懸命メモを取って他の派遣スタッフに追いつこうと努力した結果、社員に媚びを売っていると仲間ハズレにされた経験がありました。
目立とうとしたわけではありません。でも、結果的に目立ちました。
自分に非がなければ、理解してくれる人はいます。その人が力になってくれても状況が解決しないのなら、営業担当に相談。
それでも解決しないのなら、無理にその職場で働き続けることはないです。
派遣同士が上手くいくかどうかは、派遣会社の問題より派遣先企業の雰囲気が原因になりがち。場所をかえて、笑顔で働ける仕事を探すという選択肢もありますよ!
主婦だと、子供がいて残業・休日出勤ができず、他の派遣スタッフと距離を感じてしまうこともあります。
そんな方は、主婦向けの求人を多く公開している派遣会社で仕事を探せば、子育て中のままのライフスタイルに理解がある、働きやすい企業の仕事を見つけられますよ^^