派遣会社に仕事を紹介してもらうためには、自分がどんな仕事に就きたいか明確に伝える必要があります。
職業だけでなく、通勤時間や時給、勤務形態など具体的に提示しておかないと、「やりたい仕事を全然紹介してもらえない」という困った事態に!
この記事では、主婦が派遣で働くための仕事の選び方として、チェックしておきたい6つのポイントをご紹介します。
この記事でわかること
主婦の派遣仕事選びで重要なこと
しかし、自分にとって働きやすい条件を満たした納得できる仕事でなければ、はじめから上手くいかないはずです。
- 子供のお迎えがあるからできるだけ近くで働きたい
- 未経験だけど事務職をやってみたい
- フルタイムで働きたけど残業はできない
など、思いつくものをメモにとって、派遣会社に伝えてください。
条件をせばめるとマッチングする求人は限られてきますが、ぴったりの仕事が見つかれば、派遣会社はあなたを企業に売り込みやすくなります。
しかも、採用されやすくなると考えて良いでしょう✨
家事に育児に忙しい日々をおくっている主婦の方は、無理せず働ける条件の仕事を選んでくださいね。
1・通勤時間は無理なく!片道30分が理想
派遣の仕事は交通費が出ないことが多く、交通費をかければかけるだけ自己負担が増えてしまいます。
自宅から職場が近かったら、朝の大切な時間を使って家事をこなせますし、コーヒーを飲んで一息つくこともできるでしょう。
また、近すぎても職場に面倒なママ友がいたり、働きに出ている感覚がなくて嫌だと感じる意見があります。
通勤時間30分をおすすめする理由
- 交通費があまりかからない
- 適度に自宅から離れていてプライベートから離れられる
- 通勤時間を使って資格の勉強や読書ができる
電車通勤の少しの時間を使って、資格取得のために勉強すると効率的ですね。
もちろん、息抜きでスマホゲームや読書をしたってかまいません。
近くに求人募集している企業が少ないからと、遠くの職場に採用されると、帰宅後の家事と育児でパンクしてしまいます。
通勤にかけられる最長時間を明確にし、それ以上かかる仕事は選択肢に入れないようにしましょう。
>>派遣の仕事!勤務地が遠いけど応募する?見送って次を待つ?
2・時給は適正?相場以下は選ばない
時給の相場を相場を知るためには、最初にお住まいの都道府県の最低賃金を見てください。
最低賃金と派遣求人の相場は、比例しています。
たとえば、私が住んでいる神奈川県の最低賃金は1011円です。
事務系派遣の中でも比較的時給の安い仕事は、未経験者OKの一般事務職ですが、大手派遣会社による求人を見てみると1200円程度が相場です。
都内になると、1300円の仕事が多いです。
仮に時給が1100円で仕事内容が良さそうでも、1ヶ月働いた時に時給1200円と1100円では、1日800円、月に16000円の差が出ますよね。
相場以下は見なかったことにした方が、迷わず仕事選びができると思います。
資格を持っている方や職歴を活かした専門職を希望する方は、一般事務よりも相場がずっと高くなります。
3・勤務形態は?フルタイムorパートタイム
出産後はじめて仕事をする主婦の方や、お子さんの塾・習い事で送り迎えがある方には、パートタイム派遣が人気です。
>>時短派遣やママサポートが充実!子育てママにおすすめ派遣会社5選
扶養内を抜けたくないから、月8万円の収入で抑えたい
月8万円の収入であれば、時給1200円のお仕事なら1日5時間×週3〜4日でちょうどよくなります。
保育園代も生活費も稼ぎたいからガッツリ働きたい
1日8時間×週5日の、フルタイム勤務がおすすめです。
ご家庭の都合で残業ができない、土日祝日は出勤できない場合は、あらかじめ仕事選びの条件としてあげておきましょう。
社会保険は給与から自動的に引かれるので、手取りがいくらになるか計算します。
4・職業は未経験者歓迎or経験者優遇
前職でアパレル系店員や飲食店のパートをしていた女性も、派遣の未経験OKな仕事を選んで一般事務職デビューをしています。
職歴を活かした仕事に就く場合でも、未経験者歓迎の求人なら採用される確率は高くなるでしょう。
1から仕事を覚えてもらうより、経験者に覚え直してもらう方が、企業としても楽ですから✨
逆に、キャリアアップや高い時給を目指して働きたい方なら、経験者優遇の仕事がおすすめです。
5・会社雰囲気はアットホームorビジネスライク
- 従業員の人数
- 女性の割合
- 職場に派遣社員はいるか
- 平均年齢
- 人間関係の雰囲気
職場に先輩の派遣社員がいた方が、一緒に働く上で安心感がありますよね。
しかし、大きな企業で大勢の派遣社員が働いている職場だと、女性内で派閥ができていてい人間関係に悩まされることがあります。
派遣会社は、紹介する企業の悪口を言ったりしませんが、アットホームなのか、サバサバとしたビジネスライクな職場なのかは、教えてくれると思います。
どちらが自分にとって働きやすいかを考えて、性格に合わなそうな仕事はやめておきましょう。
6・年齢にあった求人か
雇用対策法が改正され、平成19年10月から、事業主は労働者の募集及び採用について、年齢に関わりなく均等な機会を与えなければならないこととされ、年齢制限の禁止が義務化されました。
(厚生労働省HPより引用)
そのため、派遣会社の求人サイトをつかって仕事を選ぶ時も「20代の方のみ募集しています」なんて、わかりやすく書かれていません。
実際に派遣の仕事にエントリーしてみると、「長く働ける方を採用さしているので、今回は……」というように、遠まわしに年齢のせいで不採用にされることもあります。
自分の年齢にあった仕事を選ばなければ、時間の無駄ですよね。
年齢制限がされていない求人から自分にあった仕事を見つけるには、次の3つのキーワードがポイントです。
- 主婦が活躍中
- 30代40代活躍中
- 週3から
「40代活躍中」という言葉は、置き換えれば「40代の方も採用しています」という意味です。
また、週3程度で主婦が多く働いている企業では、働いている派遣スタッフの年齢に幅があるので、採用率が高いと思います!
派遣の仕事 エントリー方法
派遣求人の選び方のポイントをおさえたら、いよいよ応募する仕事を決定します。
応募(エントリー)には2種類あり、自分で派遣会社の求人サイトからエントリーする方法と、電話で紹介してもらう方法です。
1・Webサイトを使って自分で仕事を探す
パソコンやスマホから派遣会社のWebサイトにアクセスし、求人検索をかけます。
市町村・最寄駅など地域のしぼり込み機能を使えば、通勤可能な場所で出されている求人案件が一覧で出ます。
さらに業種・希望時給・通勤手当あり・未経験OKといった追加条件を入れることで、より希望に近い仕事を探しましょう。
気にいった求人が見つかったら、エントリーボタンを押します。
登録したメールアドレスに確認メールが届き、コーディネーターからの電話で求人の詳しい内容を聞きます。確認後、エントリーとなります。
思っていた仕事と違ったり、企業側が希望する人材の条件と合わなかったりしたら、エントリーをせず次の仕事を探しましょう。
2・派遣会社から電話で仕事を紹介してもらう
Webサイトの検索機能は便利ですが、多くの派遣スタッフは会社からの電話連絡で求人を紹介してもらっています。
希望する仕事をしっかりと伝えてあれば、ピッタリの求人が見つかるとすぐに電話連絡が入るからです。
いくつかの求人をまとめて紹介してもらい、これだ!と思う仕事を選んでエントリーしましょう。
条件が合わない場合は、断っても大丈夫です。
紹介してもらった求人を断ると派遣会社に嫌われる?
派遣会社がスタッフに対し「仕事探しをしていない」と判断した場合は、電話連絡が来なくなるので注意しましょう。
断ったとしても「今回は希望条件が合わないが、じっくりと仕事を探したいので引き続き連絡をください」とオペレーターに伝えておけば、また紹介してもらえます。
「そんな仕事やりません!」と強く突っぱねる返答をしたら、態度の悪いスタッフと印象付けられてしまいます。
口で説明してもらうだけではよくわからないという方は、Webサイトで公開されている情報を調べるか、派遣会社に直接に足を運んで相談してくださいね。
派遣の求人選びは慎重に!働きやすい仕事を見つけよう
数ヶ月~年単位で働き続ける職場ですから、働く条件は重要ですよね。
職場から最寄り駅までの道のりは夜歩いても人通りがあるか暗すぎないかなど、細かな部分も確認しておいてください。
社員の人数、男女比、休憩所の有無も、人間関係に大きな影響があります。
コーディネーターに質問すれば答えてもらえ、すぐにわからないことも調べて連絡をくれるでしょう。
また、派遣会社に複数登録して同時にエントリーすると、より早く採用されますよ。
>>【応募のコツ】派遣会社に複数登録・複数エントリーしてもいいの?
エントリー後は、派遣会社で社内書類選考が行われます。