本記事では、派遣の長期契約についてご説明します。
小さなお子さんをかけての仕事探しなら、派遣長期の仕事がおすすめです。短期契約で仕事がしょっちゅう変わると、何かと大変ですよ。
職場が変わるたびにお迎えの時間も変更となれば、保育園とのやり取りをしたり子供がグズッたりとすったもんだ。
業務内容や職場での人間関係も、慣れるまでは覚えることが多くて疲れますよね。長く同じ企業に努めた方が、仕事もプライベートも安定しやすいです。
でも、長期の求人で採用されたらずっと働きつづけられるのか?というと、そうではありません。最初の契約更新はすぐやってきます!
派遣で長期求人とはどんなものなのか、詳しくみていきましょう。
この記事でわかること
派遣の長期求人とは
最初の契約更新は2ヶ月後!?
Webサイトで長期の求人を見てみると、契約期間にはこのように書かれていることが多いです。
(*上記案件はすでに募集終了となっておりますので、勤務地等をふせてあります。)
長期3ヶ月以上だけって表記だけじゃ、実際どれくらいの期間働けるのかわかりませんよね。
産休に入る正社員の代わりに1年だけ勤務する産休代替、季節要因によって半年間だけ業務過多になる現場で増員のために作業員を増やす求人案件など、
長期でも雇用期間が決まっている場合もあります。最短だと2ヶ月で終了となり、全然長期じゃないです。
期間が定められていない長期求人で採用されると入社2・3ヶ月目で最初の契約更新があり、派遣会社の営業担当・コーディネーターと面談をして、更新するかどうか決めます。
(電話で済ませる派遣会社もあります)
2ヶ月働いていれば、社内にも慣れて色々なことが見えてくるでしょう。もし不安に感じていることがあれば、コーディネーターに相談してください。
コーディネーターは企業側にも派遣スタッフに対する評価を聞きます。
一度も更新せずに雇用期間終了となるケースは稀ですが、職場での業務が激減やなんらかの支障が出た場合は、契約終了になります。
派遣スタッフも、続けていく意思がなければ更新を断ることができます。
その後は3ヶ月・6ヶ月ごとに更新
初回契約更新をした後は、3ヶ月毎もしくは6ヶ月毎に更新となります。申し出をしない限り自動的に更新になり、締結のたびに契約書が送られてきます。サインの必要はありません。
定期的に短い契約を結ぶ理由はいくつかあります。
派遣スタッフは臨時で雇われている状態です。現状は忙しい現場であっても、数か月先・1年先は派遣スタッフの手を借りなくても良い状況になっている可能性があります。
不況になると「派遣ぎり」という言葉が流行る通り、正規社員ではない派遣の人数が削減されるケースが出てきます。
正規雇用じゃないとはいえ、派遣社員だって「明日から来なくていいです」なんて乱暴な契約破棄は、許されるはずがありません。
もし辞めなければいけないとしても、きちんと契約期間満了のタイミングで終了になります。
雇用契約期間内に勤務終了となる場合は、双方の合意が必要です。派遣スタッフは立場的に弱いと思われがちですが、ちゃんと労働基準法に守られています!
最長3年で終了!?
同一事業所内の同一部署で派遣スタッフが働ける期間は、最長で3年です。つまり、長期契約であっても3年以内に必ず終了します。
気に入った職場だと離れるのは惜しいですが、労働基準法で定められているのでどうにもなりません。
ただし、非正規雇用の派遣社員から正規雇用へステップアップするチャンスでもあります。
2015年に派遣法が改正され、新たに「労働契約申込みみなし制度」が作られました。
労働契約申込みみなし制度(平成27年10月1日施行)
労働契約申込みみなし制度とは、派遣先が違法派遣と知りながら派遣労働者を受け入れている場合、違法状態が発生した時点において、派遣先が派遣労働者に対して労働契約の申し込み(直接雇用の申し込み)をしたものとみなす制度です。平成27年10月1日からの施行となっています。
(厚生労働省HPより引用)
企業に対し、「派遣社員を同じ職場で3年以上働かせたら、派遣と同じ条件(報酬など)で直接雇用を申し込んだものをしますよ。
派遣スタッフが合意したら、直接雇用しなければいけませんよ」という制度です。
3年で満了となったとしても、その期間に積んだキャリアを武器に正社員の仕事を探す方もいます。また、3年後にはお子さんも成長しており、生活リズムの変化にも耐えられる状況になっているでしょう。
長期で安定した収入を!
・長期の仕事でも最初の契約更新は2ヶ月後
・その後は3ヶ月・6ヶ月ごとに更新
・最長3年で終了になることが多い
・長期求人なら安定した収入が得られるので主婦におすすめ
長期求人についてご説明しました。
初めて派遣のお仕事をされるのであれば、まず半年程度の仕事を選ぶのも良いですね。
派遣登録からエントリー、就業開始までの流れを経験し実際の業務と職場の雰囲気に慣れてしまえば、それ以降は別の事業所に派遣されてもスムーズに仕事をこなせるようになります。
場合によっては短期求人も便利です。
旦那さんの仕事が落ち着いて、保育園のお迎えに行ってもらえる期間は集中して働いて、旦那さんが忙しい時期は仕事をせずに子育てに専念する。
ご家庭で協力しあえば、仕事と育児の両立も頑張れるはずです。
事務職は産休代替の求人が多いですので狙い目ですよ♪