本記事では、派遣会社の営業担当の存在意義についてご紹介しています。
人材派遣会社に登録すると、営業担当(コーディネーター)が付きます。希望する勤務地・エリアによって担当が決まるようで、男性担当の方が多いですが時々女性営業担当にあたることもあります。
お仕事を紹介してくれるのは、この担当者ではありません。
じゃあ担当は何をしてくれるの?ただのお飾り??と思ったら大間違い!営業担当はあなたがお仕事を決定するまで、そして勤務開始してからも、ずっとサポートしてくれるのです。
派遣営業担当の役割と、ネットなどで評判が悪い理由をお話しましょう。
この記事でわかること
派遣営業担当とは
コーディネーターとしての手腕
派遣会社に登録すると、電話やメールで求人を紹介されます。
連絡をしてくるのは、案内専属のオペレーターです。女性ですし業務内容など細やかに説明してもらえて、こちらも質問がしやすいです。
いくつかの仕事が紹介され、条件の良いものを自分で選べます。
勤務地が遠かったり時給に納得がいかなかったら、断ることもできます。
応募(エントリー)を決めると書類選考に入り、社内選考を通過したらいよいよ採用面接!ここでコーディネーターの登場です。
(小さな派遣会社だと、営業担当自身が求人案内の連絡をしてきます。)
面接の日程を決める電話が、コーディネーターからかかってきます。大まかな仕事内容なオペレーターから知らされていますが、より具体的な業務内容を説明されます。
企業の概要、従業員の人数、雰囲気、勤務地周辺にお店があるのか、仕事の難易度、過去に派遣社員はいたのか、持ち物、気を付けること…。
採用されてから「こんな会社だと思ってなかった」と感じても、遅いですよね。
そうならないために、疑問があったらコーディネーターに何でもいいておきましょう。その場で答えられない質問は、調べて後日回答してもらえます。
日程が決まれば、あとは待つだけ。
パートやアルバイトの面接だったら、ひとりで企業に乗り込みますよね。でも、派遣のお仕事は営業担当も面接に同席してくれますよ!
面接中のフォロー
面接当日の営業担当との待ち合わせ場所は、現地(企業が入っている建物の前など)か、最寄り駅になります。
当サイト管理人(私)は10社ほど企業へ顔合わせに行ったことがありますが、最寄り駅で担当と待ち合わせの方が多かったです。
会社までの道のりを教えてもらいながら、企業担当から聞かれる内容や、受け答えのヒントを教えてもらえます。
最寄駅から遠くてバスを使わないといけない場所だと、営業担当が車で送ってくれますよ。
企業との顔合わせは緊張しますよね。
私など口がかじかみ、手は震えて、目は挙動不審になります。とにかくドキドキして上手くしゃべれなくなってしまったり。学生時代の方が、面接慣れしていたように思います。
企業担当からの質問には丁寧な敬語で答え、仕事に対するやる気を伝えてください。
頭の中が真っ白になって、なんて受け答えしたら良いのかわからなくなってしまう…。
そんな時、営業担当がさりげなくフォローしてくれます。
「○○さんは、自宅が駅から近いんですよね?」「パソコンはある程度できるんですよね?」背中を押してもらえれば、それに続けて話すことができます。とても心強いですよ。
派遣会社は、自社の登録スタッフが大勢会社に採用された方が儲かります。企業は派遣された派遣社員の給料と紹介料を、派遣会社に払っているんです。だからフォローして、採用まで導いてくれるのは当然。実際に面接前・面接後に助けてもらった経験があると、そんなお金の話などどうでも良くなります。営業担当は、派遣スタッフひとりひとりに対し、親身になって就職のサポートをしてくれるのです。ありがたや、ありがたや。
派遣に登録したての頃は、企業への期待よりも派遣会社の対応の良し悪しの方が気になります。
派遣の営業担当がどうこうというのは、本来の業務には関係のないことです。でもお互いに人間ですから、接する機会の多い人物への環境は生まれるのは普通のことですよね。
採用後も全てお任せ
企業に採用されたら、雇用契約書を結びます。
派遣会社に登録した際、身分証明の確認や給与振り込み先は提出済みのはずですが、ここで契約するのは、採用された企業に一定期間雇用されるという約束事です。
企業ごとの社訓・社内ルールに関する書類なども配布されるので、理解しておいた方がいいでしょう。
勤怠表の管理、健康保険・厚生年金等の加入に関する手続き、傷病手当金の申込み、有給管理など、事務的な作業もすべて営業担当にお願いします。
月に1回程度は勤務先に顔を出し、仕事の状況と困ったことがないか尋ねられます。
勤務先に同じ派遣会社から派遣されているスタッフが入れば、お互いにサポートできているかも聞かれます。
採用された以降も、ほったらかしにされず気を配ってもらえるのが嬉しいですよ。
ところが、派遣社員経験者の中には、営業担当がムカつくという人も少なからず存在します。派遣会社にお世話になりっぱなしの私も、担当との嫌な思い出もあります。
営業担当のここがムカつく!
派遣スタッフ側に問題がある場合、営業担当に問題がある場合、両パターンがあります。
【営業担当と上手くいかない理由】
・時間にルーズ
・連絡すると言ったのに電話してこない
・頼んだ事務手続きが遅い
・ため口を言ってくる
・面接前に言ってたことと採用後の状況が違う
・次の仕事を探してくれない
・全然現場に顔を出さない
お願いた書類を持ってきてくれない、電話の連絡がつかない、事前に聞いていた話と違う。これらはよく耳にする話しです。
派遣担当は、1人で複数の企業を受け持ち、勤務している派遣スタッフを管理しています。
すでに働いているスタッフだけでなく、新規スタッフへの対応、新規派遣先の開拓など、移動も多く膨大な仕事量を抱えているのです。
急ぎの回答を要求しても、期待に応えてもらえないことも出てきます。
早く仕事を決めて働き始めたいのは皆さん同じですが、ほんの少しだけ心に余裕を持った方が、お互いに気持ちよくやりとりできると思います。
営業マン歴の短い担当に当たると、まだまだだなと思うことがあります。
向こうも、自分よりずっと年上の人間を相手にするのは、苦手と感じていることでしょう。それでも、私たちは営業担当に頼るしかありません。
営業担当に不満があれば、直接派遣会社にクレームを入れられます。
先ほども書いた通り、本来大切なのは営業担当との関係ではなく、派遣先で上手く働いていくことです。いい担当に当たったらラッキー、合わない担当だったら運が悪かった。
その程度に考えておいた方がいいですよ。
営業担当が変わることもある
【この記事のまとめ】
・派遣担当はエントリーから採用後までサポートしてくれる
・面接も同席しフォローする
・勤務地へ顔を出し常に状況の把握をする
・気が合わない担当でも気にしない
転勤、退職、勤務中に営業担当が変わることがあります。次の仕事を紹介してもらう時は、さらに別の担当かも。
前の人の方が良かったと愚痴をもらしても、仕方ありません。逆に新しい担当の方が気が合うかもしれませんし、会社にあまり依存せずに自分のやりがいを優先しましょう。
採用面接で落ちても、営業担当のせいじゃない。いい仕事が見つからなくても、担当のせいじゃない。
気にくわない事があったら、別の派遣会社に登録してみれば気分も変わります。営業担当は仕事探しを応援してくれる強い味方なので、こちらも頑張って求職活動に専念していきましょう!
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キャリア優先!家庭のことなんて知らない!なんて派遣会社もありますので、ご注意くださいね^^