派遣会社から紹介されたお仕事の企業顔合わせに挑んだら、結果は不採用。
落とされた理由がわからず、悔しくて次の仕事にアタックする意欲もわかずモヤモヤした気持ちのまま過ごしていませんか?
まるで自分の経験と価値をすべて否定されてしまったような気持ちになり、悔しさと悲しみを感じますよね。
派遣求人で不採用になる理由はいくつかありますが、採用において重要視される3つのポイントをチェックすれば、あなたが不採用になった原因が見えてきます。
次にエントリーする仕事は、必ず採用されましょう!
この記事でわかること
派遣で不採用になる3つの原因
派遣のお仕事に応募すると、企業顔合わせの前に派遣会社による書類選考が行われます。
詳しくは別記事でご紹介していますので、参考にしていただけたら嬉しいです。 派遣先との顔合わせ当日に、採用連絡をもらえるわけではありません。 派遣の営業担当は、あなたと派遣先のマッチング度をチェックし、あなたがその会社で働く意志があるかも確認されます。 また派遣法により、採用 ... 続きを見る
派遣エントリー後の連絡はいつくる?登録・職場見学・顔合わせから採用までの流れと期間を把握しよう
書類選考で見送りになった経験がある方もいると思いますが、好条件の求人には何人もの希望者が集まるため、ふるいにかけられて選考から外されてしまうケースはよくあります。
これは採用選別に入る前段階の結果ですので、不採用数としてカウントせずに他のお仕事に目をむけましょう。
また、企業との顔合わせ(面接・見学)後の採用・不採用においても、派遣会社が行います。
労働者派遣法第26条第7項により、企業は派遣社員を特定・選別する目的の面接実施を禁止されていますので、顔合わせ後に不採用連絡が来たとしても派遣会社の判断によるものだとご理解ください。
しかし、実際は企業顔合わせ後に不採用を通知されるパターンが非常に多いため、面接時の対応が評価に大きな影響を及ぼしていると考えられます。
企業顔合わせでは、企業と派遣会社の双方に信頼してもらえるようにしっかりとアピールしましょう。
原因1 服装・身だしなみ
企業顔合わせにおいて、第一印象は重要です。
例えば、オフィスカジュアルコーディネートを着た女性と、ラフなデニムスタイルの女性では、どちらが事務職にむいていると判断されるでしょうか。
採用後は社風に合わせたファッションで通勤すれば良いと思いますが、企業は採用前の大切な見学で身だしなみを整えられていない人材を、迎え入れたいとは考えないでしょう。
TPO(時と場合をわきまえる)に配慮した服装の方が、採用担当に好印象を残せるはずです。
企業顔合わせ・面接におすすめの服装については、下の記事で詳しくお話しています。 きょうこ企業顔合わせは派遣採用されるための大きな試練!好印象をもってもらうには、どんな服装をしたらいいのでしょう? 派遣社員が企業との顔合わせ(面接)で着るのにふさわしい服装は、勤務予定の会社の業種に ... 続きを見る
派遣面接や職場見学の服装は?企業の顔合わせでスーツがない場合のコーデも紹介【女性編】
原因2 態度・人間性
顔合わせでは、企業の採用担当からさまざまな質問がされます。
職歴、家庭環境といった基本的な情報だけでなく、入社後の展望や考え方など働く意欲と将来性を試される内容も聞かれるかもしれません。
大人になると、自分の考えを真剣に伝える機会は少なくなりますので、久しぶりの緊張感にうまく話せなくなってしまう人がほとんどです。
考えが浮かんでもどのような言葉で表現したら良いかわからず、伝えきれずに黙りこんでしまうこともあるでしょう。
本来の自分が元気よく明るい性格であったとしても、企業との顔合わせチャンスは1度きりですから、どもり、敬語が使えない事態は大きなマイナスポイント。
相手にも緊張は伝わり、それを見越した対応をしてくれる可能性もあります。
しかし、企業が出した求人に大勢の希望者がいるとしたら、わざわざ顔合わせでイメージの良くない人を採用するとは思えませんよね。
この不本意な減点を防ぐために、顔合わせの練習をしておくことをおすすめします。家で家族に相手をしてもらったり、派遣会社の営業担当に協力してもらいましょう。
大手派遣会社のテンプスタッフでは、就職・転職支援の一環として面接対策も行っていますので、顔合わせに不安を感じている方はぜひご登録ください。
原因3 仕事に対する意識
服装や態度は常識があればさほど心配する必要はなく、良い意味で普通の大人ならこの2つが原因で落とされることはまず無いと思います。
採用の最重要ポイントは、仕事に対する意識です。
求人内容に対するキャリアやスキルは、派遣会社が書類選考であなたを選んだ時にマッチング度を確認してあります。
つまり、応募条件に合った派遣スタッフしか企業との顔合わせに進めませんので、能力的に足りないということもありません。
質問のやりとりで見えてくるのは、能力的なできる・できないではなく、仕事への意欲です。
多角的な質問が続くと返答に困ってしまう時もあると思いますが、答えがずれないように気を付けてください。会話のキャッチボールができないと、それだけでマイナスになってしまいます。
以前勤めていたお仕事を辞めた理由が言い辛いのなら、辞めざるをえなかった状況を話しましょう。
- 雰囲気が悪かったから
- 職場が遠かったから
という、会社の責任にする理由を口にすると「すぐに不満を持つ人間」と印象付けられてしまいます。
「契約満了のための離職した」「継続したかったが家庭事情のため退職し、現在は長期で働ける環境である」というような、角の立たない言い回しで返答するように心がけてくださいね。
もし、あなたの能力以上の仕事を要求される可能性があっても、チャレンジする姿勢を見せましょう。
やる気がある、成長する気がある、会社で働きたいという意欲がある。それが一番大切です。
「向上心がない社員は、他の社員にも悪影響を及ぼす」という言葉がありますが、雇用期間が決められた派遣社員も同様にやる気のある人材が求められています。
できる・できないよりも、やる・やりとげる。
企業との顔合わせでは、熱意と意気込みを全力でアピールしていきましょう。
派遣で不採用になったら経験を次に活かすべし
- 服装・見た目はTPOをわきまえる
- 態度・人間性は一発勝負、事前に練習していく
- 仕事に対する向上心・熱意・意気込みをアピール
派遣求人で不採用になる主な理由はチャンスは先述の3つです。
書類選考で落とされた場合は、とにかく気にせずもっと良い仕事があると信じて求人をチェックしましょう。
企業顔合わせ後に不採用になってしまったら、あなたの何かが企業に合わなかったということです。採用担当の面談した1度しかないチャンスに、どんな態度でどんな返答をしたのか思い出してみてください。
あなたがやるべきことは、自分の気持ちと能力を高めておくこと。
不採用の経験は必ず次に活かせるはずです。
過去に不採用になった経験をネガティブにとらえず、本番さながらの面談練習だったと考えてみてはいかがでしょうか。
目の前に待ち受ける試練を乗り越えるべく、今の自分を見つめ直してみましょう。
気合が運や縁も呼び寄せます。頑張ってくださいね!