1つの派遣会社で長期的にお仕事ができれば、面倒な保険の手続きはしなくて済みますし、自分の職務経歴(職歴)を活かして次の仕事を探してもらえますよね。
でも、
- タイミング悪く求人が見つからず別の派遣会社で働いた
- 雇用契約期間に無断で欠勤しバックレたまま終了した
- 仕事の紹介電話が多すぎたため登録抹消した
こんな理由で一度派遣会社を辞めたけど、「またあの会社から仕事をもらいたい」という人も多いでしょう。
また、派遣会社は似たような名前の会社が多く、応募する時に「過去に登録していたかどうかわからない」なんてこともよくあります。
この記事では、辞めた派遣会社に再登録できるのか、再登録方法、仕事紹介への影響、注意点をまとめてご紹介します。
この記事でわかること
辞めた派遣会社に再登録は「できる」
「以前働いてた時にお世話になった営業さんがいないと、登録も紹介もしてもらえないかも……」
なんて不安になることはありません。
派遣で働く人の中には、いろいろな派遣会社を渡り歩いて再登録・再々登録をする人もザラにいます。
- 出産・育児のために産休を取らず仕事を完全にやめた
- 別の仕事を始めるために派遣会社を辞めた
- 引越しした時に仕事をやめた
- 企業側の原因で契約途中で終了した
理由は個々に違えど、派遣会社や企業の合意のもとの退職したのであれば、問題ありません。
しかし、派遣会社は基本的に一度登録すれば登録抹消されることはないので、まずは登録状況を確認してみましょう。
(※パソナは登録が2年更新なので、期間が空いてしまうと再登録が必要となります)
派遣会社に登録状況を確認して再登録する
問い合わせする時は、あなたが派遣スタッフ本人であるという証明が必要になります。
以前働いていた時の情報が手元に残っていないか、探してみてください。
- 登録時に支給されたIDカード(スタッフカード)
- 終了した雇用契約書
登録ID(7桁くらいの番号)は、派遣会社ごとに発行されるものです。
もし、カードや書類を紛失してしまいID番号確認できな場合は、住所・氏名・生年月日を伝えれば確認が取れます。
派遣会社でデータが確認できなかった場合は、再登録が必要となります✨
再登録が必要な人
- 辞めた時に登録抹消または登録破棄の手続きをした
- 派遣会社が統合や社名変更をしてた
派遣会社に登録抹消の手続きをした方は再登録が必要です。
また、会社の組織変更のタイミングで、現役で就業していない派遣社員のデータが引き継がれなかったり、IDを再発行して整理したりすることがあるそうです。
これら理由で登録IDが消えてしまっている人は、派遣会社に再登録しましょう。
ほとんどの派遣会社がWebサイトを使って、ほんの数分で登録できます。
二重登録したらどうなる?
引越しと同時に仕事を派遣会社を退職して、新しい場所で同じ派遣会社に再登録というような「故意に二重登録する」パターン。
また、コールセンターに問い合わせるのが面倒で、どうせ新しい職務経歴書を作成するなら新規で登録しようと考える人もいます。
しかし、もし登録済の派遣会社に新規で登録したとしても、生年月日の名前から以前の登録情報が検出され派遣会社に確認されるはずです。
過去に登録した可能性がある場合は問い合わせて確認し、登録していないまたは抹消していた場合のみ再度新規登録しましょう。
再登録ができない人【恐怖のブラックリスト】
以前その派遣会社で問題やトラブルを起こしてしまった人は、ブラックリストに載ってしまっている可能性があります!
ブラックリストに載る原因
- 遅刻・欠勤など問題を起こした
- 契約途中でバックレた
- 営業担当への対応や職場での態度が悪かった
「派遣会社のブラックリスト」の存在は、派遣社員の間で都市伝説のようにウワサされる話ですが、実際にあると考えて良いでしょう。
ブラックリストに載ると、再登録時になんらかの理由をつけて拒否されるか、登録できても仕事を紹介してもらえない可能性があります。
登録できない理由に納得がいかなかっとしても、大切なことはその派遣会社で働くことではなく「仕事について収入を得ること」ですから、
気を取り直して別の派遣会社に登録し、求人を探しましょう!
再登録による仕事紹介の影響と注意点
登録後に、仕事をちゃんと紹介してもらえるか、書類選考で落とされやすくなるのではないかなど、不安に感じていていませんか?
新規登録でも再登録でも、働く意欲があれば問題なく求人にエントリーできます。
しかし、これからご紹介する2点を覚えておいた方が良いでしょう。
以前のデータは残っていないので職務経歴(職歴)は反映されない
再登録すると、以前働いていた時に提出した職務経歴や履歴書、勤務した期間や内容のすべてが白紙に戻ります。
本来なら、「〇年間、○○企業で事務の経験があるようなので、似ている求人を紹介します」という流れになるところが、
リセットした状態でキャリアを積むことになります。
デメリットというほどではないけれど、継続勤務のメリットが得られないという感じですね。
過去に直接雇用されていた企業は1年以内に派遣勤務できない
派遣法により、企業は離職した元従業員(直接雇用)を1年以内に派遣社員(間接雇用)として受け入れることができません。
たとえば、パート社員として勤務していた〇〇商事を辞めて、半年後に派遣会社に登録したのち、すぐに〇〇商事では派遣として働けません。
1年以上期間があけば、〇〇商事で就労できます(採用されれば)。
これは1年ルールと呼ばれる制度ですが、これを「辞めた派遣会社は、1年間再登録できない」と勘違いして覚えている人がいるようなので、ご注意ください。
先週まではA派遣会社で働いていた〇〇企業に、B派遣会社に登録して○○企業に務めるのも可能です(採用されれば)。
辞めた会社で今すぐどうしても働きたい!という人は、派遣ではなく直接雇用を目指しましょう。
再登録したら他の派遣会社にも登録!
以前働いていた派遣会社なら、タイムシートの入力方法や有給の取り方がわかっているので、働きやすいかもしれません。
しかし、再登録後すぐに良い仕事が見つかって採用されるかは、やってみなければわかりませんよね。
派遣会社ごとに得意なジャンルがあり、時短で働けるパートタイム派遣求人が多かったり、製造派遣に強かったりさまざまです。
ほかの派遣会社の方が、あなたの希望する業種の求人を多く持っている場合もあります。
派遣の仕事を探す時は、複数の派遣会社で同時進行で紹介してもらい、いちばん良い条件のお仕事にエントリーしましょう。
営業担当との相性もありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ちなみに、小さなお子さんがいらっしゃる主婦の方におすすめな派遣会社は、コチラにまとめました。
ぜひ参考にしてください✨